投資関係 メモ

見たyoutubeを文字に起こしたメモになります。

円安について

円安が進めば進むほど、輸入大国である日本と言うのは、輸入価格が高騰していくことにつながるので、生活費がどんどん高くなっていく。

 

ではどうして1人はこの円安を容認するのか?

 

物価上昇率2%の目標を達していないから。

ではどうして日本経済はインフレにならないのか?

 

理想的な金融緩和の流れは、金融緩和を行うことで、マネーが潤沢に溢れる環境ができて、そういったたくさんのマネーをもとに消費が活発化し、最終的にインフレにつなげていこうと言うのが理想の流れ。

 

お金の流れで言うと、日銀→市中銀行→企業→個人

 

1, 日銀が市中銀行保有国債を買う。

2, 銀行は企業にお金を貸す。

3, 企業は設備投資などで売り上げ拡大。

4, 企業からの給与(賃金) も増える。

5, 個人の消費活動が活発化。

 

日銀が市中銀行が持っている国債などを買い取ることから、資金供給が始まる。そして、市中銀行は企業に対して設備投資などの名目で融資を行う。それによって企業が売り上げを拡大していくと、給料が増加していく。そして個人の人の使えるお金が増えると消費が活発化していく。

 

ここで何がボトルネックになっているかと言うと、企業から個人へのお金が流れていない。従業員の人は給料が上がらない、それならものも買わない。

企業側の値上げが全然できないとなると、インフレにならない。

 

この2つは最悪の関係で、給料が上がらないのがどうしてなのかと言うと、企業が値上げをして売り上げを拡大できないから。そして売り上げを拡大できないから給料を上げることができない。この負のサイクルが出来上がってしまっているのが、1つの日本経済の問題点。

 

 

どうして従業員の給料は上がらないのか?

なぜ日本企業は値上げができないのか?

 

ここでの日本企業は、日本の中小企業を指している。中小企業で働く労働者の比率は70%になる。中小企業の数自体、占める割合も全体の99%となっている。多くの人々は中小企業で働いている。

 

そしてこの中小企業は大企業の傘下、系列に入っているケースが多い。〇〇グループみたいなイメージ。

 

ここでの問題点は、大企業に価格の決定権を握られている。どういうことかと言うと、中小企業と言うのは自分たちで材料を仕入れながら、そこで製品を加工して行って大企業に納品をする。そして大企業はそういった中小企業を下にたくさん抱えているので、それらのパーツを組み合わせて消費者に販売をしていく。

 

ここで大事な事は、消費者は中小企業をほぼ認識しておらず、大企業の顔ぐらいしか見えていない。これはつまり、中小企業は消費者と直接価格交渉できないことになっている。大企業の顔を使って消費者に販売してるような形になっている。

 

そしてここでの問題点が、消費者が値下げを希望し、大企業が受け入れてしまった場合、その場合は大企業から中小企業に値下げ要請が入る。そして中小企業は消費者に直接商品を届けることができないので、仕方なく受け入れざるを得ない。売り上げの面では大企業から圧迫され、材料価格はどんどん高騰してコストの面でも圧迫されるようになる。だから中小企業に利益は残るはずがない。

 

 

そして、給料が上がらない理由は、

 

1つは大企業の労働生産性が低い。日本は雇用を継続するのが前提となっている国。終身雇用、年功序列、これは海外にはなく日本だけ。海外は新卒採用なんて制度もなければ、終身雇用なんて制度もない。景気が悪くなれば従業員なんてすぐクビにしますし、逆にものすごい活躍する従業員がいれば、その人の給料を上げる。

 

日本はこれの間逆で、ほとんどクビにならない代わりに、給料自体も全然上がらない。ここで良くないのが、クビにならないと人間やはりやる気は出ない。なので大企業には頑張る気力の出ない人たちがどうしても多くなってしまう。そうなると労働生産性が下がる。無駄が多い、利益が減少する。

 

 

日本の市中銀行の姿勢が日本経済にどう影響しているのかをこれから見ていく。

 

銀行が事業主に融資をする場合、その収入から返済をしていく計画。つまり、その事業がダメになった場合は、誰かに責任追及する必要が出てくる。その時のためにすべての責任を負う元請け会社が必要になってくる。大林組、清水組など、スーパーゼネコンみたいな綺麗な会社を挟む。

 

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「投資なんてしてない」って言う人の多くは日本に全力投資してるんですよね。

 

✅資産の全てが”日本円”

✅日本にマイホームがある

✅日本企業に勤務

 

この場合、日本と運命を共にする事になります。私も日本大好きだけど、自分の全てを掛けるほど信頼できる状況なのかはよく考えています。

 

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なぜ今、円がここまで売られているのか?

 

まず考えるべき事はインフレ、原油とか天然ガスが上がってきている。天然ガスに関しては少し落ち着いてきたんですが、原油がひたすら上がっている。

 

この、物価の上昇=インフレなんですけど、その象徴が今原油になっています。だから原油が落ち着かない限りは、この円安トレンドは続くんじゃないかなと考えられる。

 

そしてこれは原油だけじゃなくて、物価が上がっているわけなんですけど、 中古車などの価格も上がってきてインフレ懸念が出てきている。

 

要するに、 インフレと言うのは通貨の価値が下がって物価が上がると言うこと。そしてこれがずっと続くんじゃないかとマーケットは不安に思っている。インフレが続くようであれば大口もそれなりのポートフォリオを組んでいく必要があるので、インフレがやばいじゃんとなってくると、 各国の中央銀行がほっとけない状態になる。