投資関係 メモ

見たyoutubeを文字に起こしたメモになります。

資源価格の高騰と円安

資源価格の高騰と円安

 

 

今は資源価格が高騰している。

 

参考サイト↓

https://zai.diamond.jp/articles/-/377452

 

 

 

特に天然ガス。欧州において風力発電所が思う通りに発電されなかったことや、石炭火力における発電を抑えて電力不足に陥った中国の影響で、10倍近い価格になりました。この影響で、天然ガスに代替性のある原油の価格も上がり、80ドル台に達しています。

 

 

再生可能エネルギーへのシフトが十分に進めば、石油等の炭素エネルギー価格は将来劇的に低下することになっています。しかし、それには想定以上に時間がかかり、混乱もありそうです。

 

気になるのが、環境シフトを進めるバイデン政権の影響もあり、米国におけるシェールオイルの生産が拡大しないことです。環境への取り組みと言う意味では良いことではあるのですが、そのため、原油の価格決定権がOPECプラス、つまりサウジアラビアとロシアに握られてしまっていることです。

 

OPECプラスとは、OPEC (石油輸出国機構)にOPEC非加盟の主要産油国を加えた枠組みのこと。

 

 

今後、冬が近づくたびにエネルギー価格が急騰することもありそう。

 

欧州における天然ガスもロシアに依存しています。彼らにとっては少々増産するより価格が上昇した方が有利に決まっています。

 

あまり価格が高いと世界の景気を冷やしますし、米国のシェールオイルが復活する可能性があるので、そこは微妙ですが、慎重に価格維持に動くでしょう。

 

資源価格が上昇すると、日本の貿易収支は赤字化します。この円安レベルでも交易条件は悪化しています。

 

 

天然ガスの価格上昇を見ると、原油価格が突然150ドルを超えると言うこともあながちありえないことではありません。その時、日本の貿易収支は大きく赤字化し、円安になるでしょう。

 

日銀はYCC政策をとっていますが、突然インフレが襲った時、その時でも日銀は日本国債の利回りを0%付近に抑えるつもりなのでしょうか。その時、円はぶっとんで安くなると思います。

 

デフレに苦しんできたとは言え、インフレは日本にとって最大のリスクです。ついに米ドル円は112.22円を超えて、新しい円安局面となりました。財政拡大競争になりそうですが、突然のインフレリスクには注意が必要となってきそうです。

 

 

目先は114円台が引っかかりそうです。2017から2018年に何度も天井となりました。しかし、そこを超えるとトランプラリーの高値118.68円ですが、その次は心理的節目120円、そして2015年6月高値125.86円となります。