損切りをしないガチホスタイルの例
損切りをしないガチホスタイルの例
逆行した場合はナンピンを行って切り抜ける。
投資ボリュームが適切ならナンピンは最高の武器になる。
ナンピン自体は悪いものじゃなくて、問題は資金管理にある。かなり厳格な資金管理のもとにエントリーを行っているから、どちらかと言うとナンピンじゃなくて分割エントリーと言う感じ。
ドルコスト平均法と言って、時間を分散させて一定額を買い続ける方法があるんだけどそれに近い感じ。
ドルコスト平均法は投資信託やETFなどで長期投資をする上では非常に有効な手法。
ただし1回目のポジションは超少額。これは絶対条件。元のエントリーは通常取るポジションの10分の1か20分の1くらい。
1,000,000円の資金だったら、10,000通貨くらい。
この枚数だったら10円逆行しても− 100,000円だから証拠金の10%で済む。
実際は10円を動くまでにナンピンで回収できるチャンスが何度もあるから、自分が相場を予測できる位置でナンピンをしてコストを平均化する。
そして少し上がったタイミングで決済して利益につながるといった感じ。
FXの場合資金管理がしっかりできているなら、ナンピンはとても有効な手法だと言っている。
例えばドル円などはある程度適正価格が決まっている。レートは105円から109円なんて言われていてそこから乖離してもある程度で戻ってきたりする。
エントリーした後に逆行しても含み損に耐えつつナンピンをして平均取得単価を下げる。そして戻りを狙ってプラスになったら決済をする。
例えば106円で10,000通貨買って100人まで落ちても、そこで1万通貨買ってナンピンをすれば104円まで戻ればトントンになる。
ただ何度も言うようだけれど、資金管理が非常に重要になってくる。
102円からさらに下がることだって十分考えられるから、そこからさらに100円、98円と下がっても耐えられるような資金管理が必要。
ここでプロスペクト理論にも触れておく。
プロスペクト理論は簡単に言うと、人は得をすることより損をしたくない気持ちの方がつよいと言うこと。
これのせいで損切りができず戻りを期待して大損をするケースが多い。
今回の場合、これを回避する方法として1回目のロットを少なめにすることを挙げている。ロットを下げることで、含み損にも耐えられるようになり、ナンピンを駆使することによってポジションをプラテンさせることができるようになる。
感情が優先されちゃうようなロットでトレードをしていると、プロスペクト理論の罠に引っかかりやすくなっちゃう。
なるべく感情を入れずに機械的にやることが重要。負ける日のほとんどが早く儲けたいとか、失ったお金を取り戻したい、といった私情を挟んだトレードなんだ。
あせらず一回のトレードで大勝ちしようとしなければ誰でも僕はいけると思う。
焦らないことが非常に大事。アインシュタインを、宇宙で最も強力な力が複利であると言うことを言っている。
少ししかプラスにならなくてもそれを年単位で1.5倍から2倍と増やしていくだけで数年後にはとてつもない金額になっている。
一か八かのギャンブルをせず、目先の欲に振り回されず、長い目で見て着実に資産を増やしていることが大事なんだ。